佐賀ならではの時間や空間の楽しみ方など、通りいっぺんの観光では味わえない濃い深い情報満載です!  PR隊長のはなわさんや優木まおみさんがディープな佐賀へと誘います。

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2017.05.31

宇都宮さんはスイーツ男子! 佐賀のスイーツと出合う

PHOTO:Hideki Mizuta

<パンケーキ編>

 3月から佐賀市プロモーション大使に就任した、舞台俳優でテノール歌手の宇都宮直高さんには、観客を魅了する美しい声の他にも「別の顔」がありました。それは、甘い物には目がないという「スイーツ男子」の一面です。今回と次回とは、佐賀市にある人気のパンケーキと老舗の和甘味のお店を宇都宮さんが訪ねて、レポートしてもらいます。今回は、佐賀市城内にある人気のカフェ「03coffee」のパンケーキです。

無類のパンケーキ好き。並んででも食べる入れ込みよう

「意外に思われる方も多いのですが、僕は甘い物が大好きで、自分でパンケーキを焼いたりもするんですよ。話題のパンケーキ屋さん情報があったり、気になる店の近くに行ったときなどは、並んででも食べたいタイプです(笑)。東京では、スクールが三軒茶屋にあった頃、「 voi voi 」というお店に良く通っていました。友人と一緒にスイーツ巡りするほど好きなので、佐賀でパンケーキが食べられるなんて、ちょっとワクワクしています。今回訪問した「03coffee」さんは、佐賀城公園のすぐそばにあって、白い外観もおしゃれですね」。

台詞覚えはカフェ派。03coffeeはまさに理想の空間!


「03coffee」オーナー古川久雄さん(左)と宇都宮直高さん。

「お店に入ってまずびっくりしたことは、東京ではありえない空間のつくりかたです。カウンター、テーブル席の配置もゆとりがあり、広々としています。こんな贅沢な空間は、佐賀ならではかもしれません。
 役者にとって、台詞を覚えるのは重要で、それをどこで行うかは人によって違います。僕の場合は、一人でカフェに出かけて台詞を覚えます。長時間過ごせて、静かに集中できるお店を見つけるのは、東京ではなかなか難しいこと。今回、お伺いした「03coffee」さんは、「このまま東京に運んでいきたい」くらいに、雰囲気、スペース、コーヒーへのこだわり、スイーツのおいしさ、全てにおいて気に入りました!! こんな場所に1日中居られたらどんなにいいかと思いました」。


コーヒーができるまでの工程を見ているだけでも楽しい気分になります。

コーヒーマシーンで丁寧に抽出。


 お店のオーナー古川さんは、佐賀生まれの佐賀育ち。大学を卒業後、いつかは自分のお店を持ちたいと、東京・渋谷区松濤にあるカフェに勤務。カフェ激戦区で修業を積んで、故郷佐賀にUターン。念願のカフェをオープンしました。地価の高い東京ではなかなか面積を確保することができませんが、佐賀の土地柄を活かして、ソファ席、テーブル席、カウンター席の3種類をもうけ、席同士を詰めずに、お客さんがくつろげるよう、ゆったりできるよう配慮しています。もちろん、お店の魅力は空間だけではありません。


お店のメニュー。オシャレ、かつ、分かりやすいので、色々なコーヒーメニューを飲んでみたくなりますね。

バリスタの資格を持つ古川さんの手元に思わず目がいってしまいます。

 美味しいコーヒーを淹れるために、生産から販売まで一貫して管理された高品質のスペシャルティコーヒーで、とっておきの一杯を淹れてくれます。
 オーダーの時に嬉しいのが、眺めているだけでも楽しくなるコーヒーメニューです。コーヒーやミルクの割合が分かりやすく表現されており、今日はコレ、次はコレ……と色々と試したくなります。オーダーがよく入るのは、アメリカーノやエスプレッソ、カフェラテやカプチーノ。コーヒー好きには、「本日のおすすめ豆」を見てオーダーするのもおすすめ。

 コーヒーと一緒にオーダーされる人気のパンケーキは、オーナーのご実家が製麺業を営んでいることからか、粉へのこだわりに説得力があります。中はフワフワ、外側はサックリ感が出るように店オリジナルで粉を配合しています。焼き上がりまで、約20分。待つ間にほのかに漂う甘い香りが店内を包みます。ソースは、メイプル、ハニー、ショコラ、ミックスベリー、オレンジジンジャー、黒ゴマ、きなこから選べます。 フードメニューは、他にフレンチトーストやパンサンドなどのメニューもあります。


何枚でもいけるパンケーキ


「僕は、パンケーキとカフェラテのセットにして、ソースをメイプルにしました。役によっては、食事制限することもありますが、ここのパンケーキは、甘さが控えめで、中がしっとりしていて何枚でも食べたくなります(笑)。香ばしい香りがするメイプルソースとの相性もバッチリです。


手のひらほどの大きさのパンケーキをパクリ。

パンケーキをドリンク付きのセットで。宇都宮さんが好きな赤いカップに入れてもらいました。

今度、佐賀に帰ってきたら、家族と一緒にまた来たいですね。佐賀を知らない友人にも自慢します!」。


カウンター越しに会話が弾むお2人。絵になりますねー。


 「学生時代に自転車を「ゴイゴイゴイ」とこいでいたエリアに、こんなカフェができて嬉しい」と喜んでいた宇都宮さん、オーナーとコーヒーの話や東京話で盛り上がっていました。整った顔立ちのお2人がカウンター席越しに話すその姿の絵になること……目の栄養にもなりました。


「とっても気に入りました。次の里帰りの時にも、また来たいです!!」(宇都宮さん)

 久々の佐賀時間を満喫した宇都宮さんは、「大人になった自分の目線で、『佐賀の今』をどんどん伝えていきたい」と話してくれました。次の甘味レポートもお楽しみに…。




<03coffee>
佐賀市城内2-12-9
0952-97-9213
営 9:30~20:30
休み 火曜(祝日の場合は翌日)

宇都宮さん実食メニュー
パンケーキセット(カフェラテ)1,000円

はなわ

Hanawa

優木まおみ

Yuki Maomi

吉武大地

YOSHITAKE DAICHI

中越典子

Noriko Nakagoshi

宇都宮直高

Utsunomiya Naotaka

宇都宮直高

PROFILE

宇都宮直高 Utsunomiya Naotaka

テノール歌手・舞台俳優。佐賀市出身、父親の仕事の関係で小学校時代をアメリカのカリフォルニアで過ごす。佐賀市の鍋島中学校時代に合唱部で活躍し、全国優勝を経験。致遠館高校に進学後も音楽を続け、東京藝術大学声楽科に進学し、オペラの基礎・応用を学ぶ。在学中「メリーウィドウ」でカミーユ役に抜擢され、オペラデビューを果たす。2000年に劇団四季に入団。初舞台で『ライオンキング』シンバ役を好演。現在は、歌手・俳優としてのみならず、ボイストレーニングスクール『U musicroom』を主宰し、音楽講師として活動の幅を広げている。