佐賀ならではの時間や空間の楽しみ方など、通りいっぺんの観光では味わえない濃い深い情報満載です!  PR隊長のはなわさんや優木まおみさんがディープな佐賀へと誘います。

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2016.05.20

浪漫座に満ちる親と子のハーモニー

 4月30日、佐賀市柳町の浪漫座で、佐賀市観光プロモーション大使 吉武大地さんが出演する「ハートフルコンサート」~歌い継ぐということ~が開催されました。

 オペラティク・ポップの名曲「Con Te Partirò(コン・テ・パルティロ)」、ユーモラスな佐賀民謡「おりきんばっちゃん」、映画音楽、ミュージカル曲など、表情豊かに、情感たっぷりに聞かせてくれました。明るい曲の時は、客席に行き、観客と一緒に手拍子しながら盛り上がり、しっとりした曲の時は、静かに語りかけるように歌い、会場は優しい空気に包まれていました。


 この日は、昼の部13:00~と、夜の部17:00~の2回行われ、7佐賀の大空にあがる熱気球をイメージしてつくったという新曲「Fly High」もお披露目。気球が大空に舞いあがるように、志を高く持ち、夢をあきらめないでほしい、とのメッセージが込められています。

 そもそも、バリトン歌手の吉武大地さんが「ハートフルコンサート」を始めたきっかけは、東日本大震災で被災した方々へ「歌を通じて元気を届けたい」という思いからでした。母から子、子から孫へと続く命のリレー、そして命の重さをひしひしと感じた吉武さんは「母と一緒に歌うということを大事にしていきたいと思ったんです」と語ります。


 大地さんの思いに賛同したまつ子さんはじめ、仲間たちが集まり、2012年から始めたハートフルコンサートは今年で5年めを迎えました。お父さんの研司さんの故郷佐賀も「命」を繋ぐハートフルコンサートの地です。


「これからも歌い継ぐことで命の繋がりを伝えていきたい」

吉武さんは、幼い頃から何度も訪れ、夏休みを過ごした佐賀で歌う喜びを全身で伝えていました。

はなわ

Hanawa

優木まおみ

Yuki Maomi

吉武大地

YOSHITAKE DAICHI

中越典子

Noriko Nakagoshi

宇都宮直高

Utsunomiya Naotaka

吉武大地

PROFILE

吉武大地 YOSHITAKE DAICHI

声楽家(バリトン)。1979年2月28日生まれ。佐賀出身で画家の父・研司さんと、声楽家の母・まつ子さんの下、幼い頃から芸術に触れる環境に育つ。東京藝術大学卒業後、イタリア留学、ミラノ音楽院卒。帰国後、男性ヴォーカルグループ「ESCOLTA(エスコルタ)」でメジャーデビュー。オペラ、ミュージカル、音楽舞踊劇などに出演。2009年青山円形劇場にてソロコンサート「大地の詩」をスタートし、さいたま芸術劇場にて毎年夏に開催。クラシックコンサート「Voce」、小中学生に音楽の素晴らしさを伝える「アウトリーチ・スクールコンサート」、被災地にピアノを届け、音楽空間を創り出すプロジェクト「Rising Sun」などを展開。