佐賀ならではの時間や空間の楽しみ方など、通りいっぺんの観光では味わえない濃い深い情報満載です!  PR隊長のはなわさんや優木まおみさんがディープな佐賀へと誘います。

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2017.08.24

吉武大地 佐賀を旅する 生ウインナー工房 アーノヴルストカーテを訪ねる ~仲間たちと巡るSAGA~

吉武さん、グルメレポーターに挑戦!?

 ふくろうとの交流を楽しんだ吉武さんたちは、シュエットの森のすぐ向かいにあるソーセージ工房へと入って行きました。「アーノヴルストカーテ」は、珍しい生ウインナーを製造、販売しているお店です。シュエットの森の店長アイリーンさんと、ソーセージが自慢のこのお店の店長竹原さんは、実はご夫妻。4年前に福岡から佐賀に移住して、10月で5年を迎えます。


工房でつくられるソーセージ。通常は加熱処理するのを、生の状態で商品化。だから、レア(生)でレア(珍しい)なウインナー。肉の美味しさをそのまま味わえます。


 生ウインナーとは、加熱処理をしていないウインナーで、佐賀県産豚肉を使用し、天然の香辛料を加えて練り上げ、歯切れのいい羊や豚の天然腸に詰めて、生ウインナーのできあがりです。加熱処理をせずに冷凍されるので、お肉そのものを感じることができるのです。ソーセージというよりは肉を食べているようなジューシーな食感がたまりません。吉武さん、「佐賀の美味しいお店を紹介するグルメレポート、やってみたかったんですよ」とやる気十分のようですよ。

 吉武さんたちには、それぞれにおすすめのメニューを用意しました。


「ループバーガー」(530円)。生地は三瀬産の天然酵母でつくられた饅頭生地に、三瀬のループ橋をイメージしたぐるぐる巻きのウインナーやトマトなどがサンドされています。

「みつせ鶏ドッグ」(550円)。ソフトフランスパンの生地にみつせ鶏の生ウインナーをサンドしています。


「ホワイトカレー」(800円)。白いカレーにウインナーと焼き野菜がのっています。食べ応えあり。

「ウィンナーバラエティセット」(500円)。腸皮を破ると、ジュワーッと肉汁が染み出てくる、肉々しいソーセージ。


 吉武さんは、三瀬のおばちゃんが育てた天然酵母でできた饅頭生地が気になるらしく、ブタのイラストが描かれた包み紙で包まれたループバーガーを手にしました。「ブタの絵、かわいー!」一緒にはいポーズ! 


グルメレポートに挑戦します!


 宇都宮さんはみつせ鶏ドッグ、宮原さんはウインナーバラエティセット、松村さんはホワイトカレーを前にして、「いただきまーす!!」


「では、いただきまーす」。


 昼食をしてからのロケで、夕食にはまだ早い時間にもかかわらず、4人の食欲は旺盛です。「ボリュームがあって美味しいです!」と吉武さん。「ちょっとそっちも食べさせてよ!」と4種類のメニューをシェアして食べている様子は、学校の昼休みみたいです。


「宮原くん、僕にもソーセージ分けてよね!」(宇都宮)「は、はい! センパイ」(宮原)

「僕はループバーガー、ウッツーはアーノドッグ」(吉武)。「交換しようね!」(宇都宮)


4人で仲良く歓談しながら、食事を楽しんでいます。


 饅頭生地をバンズに使ったバーガーは、生地の自然な甘みとウインナーとの組み合わせが絶妙にマッチしたTHE三瀬の味。グルメレポーターがやってみたかったという吉武さんは、「ウインナーはお肉みたいでとてもボリューミーでした。ほんとうに美味しいです。お肉のジューシー感と生地のやさしい旨みがたまりません。みんなでシェアして、どのメニューもいただきました。お饅頭の生地のバンズも美味しかったし、カレーも美味しかったです。三瀬のグルメを満喫できました」とレポートしてくれました。交換しながら食べていると、あっという間にお料理はなくなってしまいました。


「は~い、グルメレポーターの吉武です。今日は三瀬からおいしいソーセージの情報をお届けしま~す!」


この場所で歌ってみたい…4人でアカペラを披露、森の音楽会に

 食事を終えた4人は、辺りをキョロキョロと見渡しはじめました。店の二階にあがり、「あー、あー」と発声をしています。なに、なに、何が始まるの?


お店がコンサート会場に一変、4人の声が響き渡りました。この場所は「音が響いて音楽には最適」と吉武さんにお墨付きをもらいました。また、機会があったら、ぜひ……。


 音楽家4人が揃った初めてのSAGAの旅には、音楽のサプライズがついていました! 
 「こちらのお店は天井が高く、声も響きますね。美味しいお料理をいただいたので、お礼にちょっとアカペラで歌います」と吉武さんが場所を決めて、2階と1階のホールで「スカボロフェア」「Sing a song」の2曲を披露してくれました。その歌声の美しいこと! 竹原店長夫妻は、「音楽が大好きで、コンサートに行きたくても、毎日忙しくてなかなか行けませんでした。今日は、素晴らしいアカペラが聴けて本当にいい日でした」と感涙寸前! 一緒にいた取材メンバーもこの瞬間に立ち会えたことに幸福な気持ちになりました。


ほんの数名の観客のためにアカペラを披露してくれました。こんな贅沢な音楽会は、なかなか体験できませんよね。


 森の音楽会で盛り上がったアーノヴルストカーテ、お店ではソーセージやベーコンなど食肉加工品の購入や食事ができます。贈答にもおすすめです。涼を求めて三瀬に来た時には、ぜひ、立ち寄ってみてください。4人のサイン色紙も飾られていますよ。


 今回、グルメレポーターも務めてくれた吉武さんは、「ログハウス調のお店は天井が高かったので、4人とも声を出してみたくなりました。お礼に歌のプレゼントをしようと話して、予告なし、サプライズのアカペラを披露しました。予想どおり声がよく響き、僕たちも気持ちよく歌えました。いつか三瀬でコンサートができたらいいな、と思います」と、期待膨らむ感想を語ってくれました。

 三瀬で美しい歌声が聞こえたら、それは、吉武さんたちが歌っている声かもしれませんね…。




生ウィンナー工房 アーノヴルストカーテ


住所 佐賀県佐賀市三瀬村杠283-2
電話 0952-56-2929
休み 12/31~1/3(不定休あり)
営業 10:00~17:00(食事メニュー15:00 OS、ドッグ系メニュー17:00 OS)
http://www.anodog.com/

はなわ

Hanawa

優木まおみ

Yuki Maomi

吉武大地

YOSHITAKE DAICHI

中越典子

Noriko Nakagoshi

宇都宮直高

Utsunomiya Naotaka

吉武大地

PROFILE

吉武大地 YOSHITAKE DAICHI

声楽家(バリトン)。1979年2月28日生まれ。佐賀出身で画家の父・研司さんと、声楽家の母・まつ子さんの下、幼い頃から芸術に触れる環境に育つ。東京藝術大学卒業後、イタリア留学、ミラノ音楽院卒。帰国後、男性ヴォーカルグループ「ESCOLTA(エスコルタ)」でメジャーデビュー。オペラ、ミュージカル、音楽舞踊劇などに出演。2009年青山円形劇場にてソロコンサート「大地の詩」をスタートし、さいたま芸術劇場にて毎年夏に開催。クラシックコンサート「Voce」、小中学生に音楽の素晴らしさを伝える「アウトリーチ・スクールコンサート」、被災地にピアノを届け、音楽空間を創り出すプロジェクト「Rising Sun」などを展開。