佐賀ならではの時間や空間の楽しみ方など、通りいっぺんの観光では味わえない濃い深い情報満載です! PR隊長のはなわさんや優木まおみさんがディープな佐賀へと誘います。
vol.9
今号の研究テーマ
やまびこの湯の歴史
佐賀大和IC付近から車で約20分。国道263号線を福岡方面へ走ると、大きな看板が見えてくる。やまびこの湯の歴史は、旧三瀬村時代の1996年、村営の施設として開館したことから始まった。2011年に、村営から指定管理制度を導入。2014年からは、西日本地域を中心に温浴事業の運営やコンサルティングを行う株式会社創裕が新しい指定管理者となって現在に至る。佐賀市内では「ぽかぽか温泉」を展開している会社といったほうがわかりやすいかもしれない。
ガラス張りの大浴場からは山の景色が一望できる
館内は、週替わりの男女別大浴場と6つの家族風呂からなり、他にレストランや個室の休憩室や会議室、売店まで設置されている。特徴は、開放的なガラス張りの浴場といえるだろう。ガラスの向こうは、四季ごとに変わる田んぼと山々の景色。まるで露天風呂に入っているかのように一望できるのが大きな魅力。
こちらからは景色がよく見えるから、むこうからも本当は見えているのでは?と勘繰り深い人は安心してほしい。入浴した時に見えた場所から実際に浴場付近を眺めたが、中は全く見えなかったので(笑)、心おきなく裸体でのんびり湯あみしてほしい。露天風呂やサウナも完備。湯に浸かり、サウナに入り、露天に行って…と裸んぼうになっている時間がいつもより長くなってしまう。
源泉を毎日入れ替えてフレッシュな気持ちで!
大浴場の湯は毎日入れ替えてお客を迎えている。朝イチから入りに来る常連客は「朝は、お湯もまっさらでお客さんんもそう多くないからおススメだよ」と教えてくれた。6つある貸切風呂も当然予約ごとに新しいお湯と入れ替える。風呂から上がるとフロントホールにあるマッサージチェアに身体を預けて目を瞑っている人もいる。小さい子供連れの場合は、個室休憩室(別途有料)で心おきなく時間を過ごすこともできる。
湯上りにお得な御膳を食べて帰ろう
景色を見ながら温泉に浸かるだけでも贅沢なのに、やまびこの湯は食事もけっこう贅沢! 人気のやまびこ御膳は、山の幸をふんだんに使った料理が気持ちを高揚させる。というのも、御膳が運ばれてきたら、まずその品数に驚くのだ。「こんなにあるの!?」とビックリするのはワケがある。ヤマメの姿揚げを中心とした10品以上の料理が1500円でいただけるのだ。館内レストランで一番人気があるのも頷ける。山に出かけたら、温泉&グルメセットで楽しむのもアリ!
<やまびこ湯>
住所 佐賀市三瀬村藤原3929-2
電話 0952-56-2223
営業 11月~3月AM10:00~PM8:30(最終入浴受付PM8:00 ) 、家族風呂受付 AM10:00~PM6:30 (ただし満室になり次第、受付終了)
休館 第2水曜(祝日の場合は翌日)
駐車 230台
料金 大人510円、4歳~小学生250円 ※17時以降佐賀市民に限り大人(中学生以上70歳未満)200円、70歳以上100円、小人100円、貸切家族風呂/1時間1,020円、超過1時間毎1,020円(入浴料別途、要予約) 回数券あり
<温泉データ>
源泉名:三瀬温泉
泉 質:単純弱放射能泉(低張性アルカリ性冷鉱泉)
風 呂:招福の湯/大浴場1・露天風呂2・水風呂1・高温サウナ1
長寿の湯/大浴場1・露天風呂1・水風呂1・高温サウナ2
※男女浴室週替わり
貸切家族風呂/6室(内バリアフリー1室)
<付帯施設>
展望レストラン、食事処、ステージ付大広間(200名様収容)、個室休憩室4室(1時間1,020円 要予約) 、ボディケアコーナー、会議室2室(1室約50名様収容 1時間1,020円 要予約)、カラオケルーム(1時間1,020円 要予約)、お土産処
SAGAMAGA編集長
さが酒&ぬる湯愛好家
庄島瑞恵
MIZUE SYOUJIMA
PROFILE
vol.1
「ぬる湯」のまち 佐賀vol.3
湯めぐり美肌紀行 #1 ”旅館 大和屋”vol.5
湯めぐり美肌紀行 #2 ”お宿 夢千鳥”vol.6
湯めぐり美肌紀行 #3 ”旅館 扇屋”vol.7
湯めぐり美肌紀行 #4 ”旅館 千曲荘”vol.8
湯めぐり美肌紀行 #5 古湯温泉 ”英龍温泉”vol.9
湯めぐり美肌紀行 ♯6 三瀬温泉”やまびこの湯”vol.10
湯めぐり美肌紀行 ♯7 古湯温泉 ”鶴霊泉”vol.11
湯めぐり美肌紀行 ♯8 元湯 熊ノ川浴場vol.12
湯めぐり美肌紀行♯9 古湯温泉 ”杉乃家” 見晴らしの湯vol.13
湯めぐり美肌紀行♯10 古湯温泉 ”山水”