佐賀ならではの時間や空間の楽しみ方など、通りいっぺんの観光では味わえない濃い深い情報満載です!  PR隊長のはなわさんや優木まおみさんがディープな佐賀へと誘います。

SAGA MAGA

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2016.03.08

創刊記念インタビュー

「佐賀県」のヒットから13年。
はなわ、SAGAで父になる。

あれだけ『佐賀県』という曲で田舎だ田舎だって歌っていたのに、佐賀のことを田舎だとバカにされると腹が立つんですよ。住むなら「佐賀」、子育てするなら「佐賀」ですよ!

 そう力説するはなわさんは、小学6年の時に父親の転勤を機に佐賀で暮らし始めてから、高校卒業までをこの地で過ごした。そして現在は、家族で佐賀に住み、東京との往復生活を送っている佐賀市民である。佐賀をモチーフにした「佐賀県」の大ヒットで、色々な意味で佐賀の認知度を上げてくれたはなわさんが、13年を経た今感じる「佐賀」への思いにどんな心境の変化があったのか?少年時代、駆け出しの頃の思い出も交えながらはなわさんに話を聞いた。



相撲の力士になりたかったはなわ少年


 僕は、相撲が好きで、佐賀に来た小学生の頃が一番強かったんです。親に「力士になりたい」って言ったら、「じゃあ、まずは柔道をやってみなさい。柔道をやってみて、それでも相撲がやりたかったらやってもいいよ」と言ってくれて。それで頑張っていたんですけど、腰を怪我してしまい、柔道できなくなってしまったんです。
 だから、長男の元輝が佐賀県代表として全国大会にも出場し、個人戦で全国3位入賞したのは本当にうれしいですよ。

高校時代はバンド芸人?


 高校時代は、人を笑わせるのが好きだったので、お笑い芸人になりたいと思っていました。目立ちたがりだったんでしょうね。バンド仲間と一緒に練習に行って、バンド芸人とかいって、MCをしていました。当時は「ガイルス」「フロンティア」とかでライブやってましたよ。バンドの仲間とは今でも仲いいんですよ。


売れるために必死だった13年前


 「佐賀県」は2003年にリリースしましたので、もう13年にもなるんですね。あの頃は、長男が生まれたばかり。仕事が全くない!どうにかして売れなきゃいけないと日々ネタを書いていました。佐賀をテーマにネタを書きまくって、やってみたらウケたんで、突っ走りました。佐賀に対する申し訳なさとか、そういうのは全くなく、目の前のお客さんを笑わせるために必死でした。曲に関しては賛否両論ありましたが、当時は若かったし、とんがってたんで、そんなの「知らねえや」と思ってました。すごい怒ってくる人とかいたけど、そこはお笑い芸人として覚悟しないといけないと思っていました。ですが、その時の叱咤激励もあって、今があります。


佐賀市内に家を構えて家族で佐賀への恩返し


 佐賀で戸建ての家を買ったのは、長男がデカいので、ただ単純にマンションが手狭になっちゃっただけなんですが(笑)… 柔道を頑張っている長男が高校進学するにあたって、東京に行くのか他の地方に行っちゃうかわからなかったんです。息子に決めさせようと思っていましたので、家族はその決断を待っていました。


 そして、息子本人が佐賀で頑張りたいと決めたから、佐賀に住むことに決めました。「佐賀県」という歌で今の自分があるので「佐賀に一生かけて恩返しするんだ」というのが、ウチの決まり事、というか、子どももその気持ちを分かってくれているので、柔道でも、佐賀県代表として大会に出ることに意味があるから「佐賀代表になるために頑張る」と言っています。言った以上は全力で頑張らなくちゃって。

相撲部屋のような?はなわ家の食卓

 ブログとかで食卓の写真出すと量が半端ないって驚かれるんですけど、ウチはとにかく食べる量がすごいんです、息子が柔道やってるから。外食するときは、お店の方が大変なことになるんですよ。うちらが店に行くときは「米炊かなきゃ!」という感じになるみたいですよ。子どもが好きなのは、やっぱり肉ですね。米の消費も大変ですけど、食べているのは、やっぱり佐賀の米「さがびより」です。

プロモーション大使として始動!!僕だからこそ、今度は逆のことができる。

 プロモーション大使の話をいただいた時は、恩返しできるチャンスが来た、と正直うれしかったです。この年齢になって、感謝の気持ちがわいてきました。ちょっとデフォルメもしながら佐賀は田舎だって歌いまくって、皆様に多大なるご迷惑をおかけして(笑)、それで今の自分があると思っているので、今度は佐賀の良さをふんだんにアピールしていきたいというのが僕のこれからのテーマです。SAGAMAGAで皆さんと一緒にやれるのも楽しみです。子どもにも佐賀をアピールしたいという気持ちがあるし、嫁ももちろん佐賀出身ですので、家族みんなでPRしていけたらと思っています。



プロモーション大使としてやりたいこと

 東京で仕事をしている時は、せかせか倍速で生きている感じですけど、佐賀はじっくりゆっくりというか、スローな感じで落ち着くんですよ。佐賀に住んでいる者だから感じるいいなーと思うところを伝えていきたいですね。柔道のパパママとか先生とかとも話すのですが、「あ、こういうことに対して興味があるのか」とか新たな発見があります。リアルに佐賀にいる人間として、東京、全国と佐賀の違いを発信、アピールしていきたいです。

はなわさん、「佐賀人」になる

 佐賀って住みやすい県ですよね、ホント。子育てには最適ですしね。子育てするなら佐賀、住むなら佐賀。空気もいいし、食べ物もおいしいし、人も優しいし、夜は星もきれいだし。最高ですもんね。僕は佐賀が好きなんでしょうね、完全に。佐賀のことを自分があんだけ歌ってたくせに、軽く田舎だとバカにされると、腹が立つんですよ。


えびすFM前にて、はなわさんとSAGA MAGA編集部で記念撮影!


 佐賀は家族が心落ち着きひとつになれる場所。子を思う父の心で、佐賀をベースキャンプにしたはなわさん。はなわさん=はなわ家族で佐賀を盛り上げてもらいましょう!!

はなわ

Hanawa

優木まおみ

Yuki Maomi

吉武大地

YOSHITAKE DAICHI

中越典子

Noriko Nakagoshi

宇都宮直高

Utsunomiya Naotaka

はなわ

PROFILE

はなわ Hanawa

髪の一部を細長く立たせたヘアスタイルがトレードマーク。ベースギターを特技とするバラエティタレント。本名:塙 尚輝(はなわ なおき)、1976年生まれ。佐賀県立佐賀東高校卒業後、東京アナウンス学院お笑いタレント科に進学。在学中から芸能事務所に所属し、バラエティ番組に出演。NHKの『爆笑オンエアバトル』に第1回から出演し、全国にその名が知られるようになる。2001年、プロ野球選手・松井秀喜の物真似で人気急上昇。
2003年、シングル『佐賀県』でCDデビューすると、オリコン初登場9位、総売上枚数約25万枚の大ヒットになり、同年『第54回NHK紅白歌合戦』に出場。バラエティのみならず、ミュージシャンとして楽曲を提供、男装アイドルグループ『風男塾』のプロデュースにも携わるなど幅広い活躍を続ける。東京と妻子の住む佐賀市を行き来しながら、佐賀の地域活性化にも関心を寄せる。