佐賀ならではの時間や空間の楽しみ方など、通りいっぺんの観光では味わえない濃い深い情報満載です!  PR隊長のはなわさんや優木まおみさんがディープな佐賀へと誘います。

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2016.08.01

吉武大地・佐賀を旅する 第三弾

古湯温泉のぬる湯に浸かって暑気払い~ 風を感じ、水に触れ、緑に囲まれた日


 佐賀市には全国的にも珍しい源泉が38度ほどの「ぬる湯」と呼ばれる天然温泉が湧出しています。ぬるい温泉って?と体験したことのない感覚を実証すべく、初めての「ぬる湯」を体験しに古湯温泉へ出かけた吉武さん。ここにも「佐賀」を感じる何かが見つかるのでしょうか。さあ、いざ、古湯へ!

●佐賀ってスゴイ! 天然温泉が市街地から近い!!


 佐賀市街から国道263号線大和バイパスから国道323号線に入り、熊の川温泉を過ぎてトンネルを通ると、古湯温泉に着きました。率直な感想は、街からすごく近かったということ! 温泉って山奥の田舎にある印象が強いですが、街とそう離れていないことに驚きました。佐賀の皆さんは、気軽に温泉に入りに行けていいですね。子どもの頃、佐賀に毎年来ていましたが、温泉は入ったことがないんです。プロモーション大使に就任するにあたって、佐賀のことを調べている時に出てきた「ぬる湯」というワードが気になっていました。ぬるいんですから、この季節にはとても合うんでしょうねえ。気持ちいいでしょうねえ。

●ぬるいってこんなに気持ちいいの!? 初めてのぬる湯


 今回は、旅館 大和屋さんにお邪魔しました。古湯温泉は、とても歴史のある温泉地なんですね。僕は温泉は熱いものと思っていたのですが、実際に入ってみてビックリ!! ぬるーくて気持ちよかったー! 今回入ったのは、佐賀の酒蔵で使われていた木樽を風呂樽に再利用した風呂で、六尺風呂です。座ると肩の下くらいまでお湯に包まれます。母親の羊水の中に入っているような感覚で、長く浸かっていられる湯温で、安心感がありました。

●散策もおすすめ!!川沿いの遊歩道をゆっくり歩きたい…


 湯上りは、宿を出て嘉瀬川の河川敷に下りてみました。晴れ空に川のせせらぎ、そして木々の緑…。下流の方を見やると、赤い橋も見え、全景の中でアクセントになっていました。ロケなのに、気分はオフ、カエルのオブジェも発見したりして、少年に戻ったみたいにはしゃいでしまいました(笑)。空気を吸うだけでも癒しになる、そんな風景でした。


●古湯温泉の風情を映し出す石畳。バス停までもが町の雰囲気と調和


 川に向かう途中、道路を歩いたんですが、車の通りが少ないのは、気持ちの面でもゆったりしますね、田舎の良さだと思います。バス停では、バス待ちをされている住民の方ともおしゃべりしました。「なんの撮影ね?」「なんばしよっとね?」と尋ねられても、わかりましたよ、佐賀弁(笑) バス停は、木造りのベンチと屋根がとてもかわいらしくて、印象的でした。この温泉街の雰囲気にとてもマッチしていると思いました。「無料の足湯」が道沿いにあったのも驚きでした。



●古湯温泉でぬる湯を体験して…


 初めての古湯温泉は本当に癒されました。そして、楽しかったー!! ぬるい温泉って、自分にとってはとても新鮮で、ポッカポッカするのではなく、じんわりと温められている感じがとても心地よかったです。凝った筋肉がほぐされて、パワーチャージできました。
佐賀市に来たら、このぬる湯、ぜひ体験してほしいです。


<古湯温泉>
古湯温泉は、いわれによると、今から約2200年前、始皇帝の命を受け、不老長寿の良薬を求めて、筑後川から佐賀に上陸した際に、古湯に訪れ、温泉を発見したことが始まりといわれています。この地には、歌人の斎藤茂吉や画家の青木繁も療養に訪れたという記録が残されています。現在、14件の温泉宿があり、昔ながらの風情を残しています。

泉質:アルカリ性単純温泉(低張性アルカリ性温泉)
無色、無臭、無味、水素イオン濃度(PH)9.5は全国屈指。ナトリウムイオン、カリウムイオン、カルシウムイオン、マグネシウムイオン、ヒドロ炭酸イオン、硫酸イオン、塩素イオン、ヒドロメタ珪酸イオン、その他多数のイオンを含み、肌触りが柔らかく、ぬるっとしており、癖がなく肌への刺激が少ないのが特徴で、温泉の成分としては全国的に優秀な温泉です。英龍泉、徐福泉、富士泉、鶴霊泉 4つの源泉を有しています。

源泉の温度:約38度(これがぬる湯といわれる所以です)

温泉の適応症
浴用:慢性リュウマチ、神経痛、神経炎、骨及び関節等運動機能障害、
外傷性障害の後治療、疲労回復など
飲用:神経衰弱、ヒステリーの興奮型、脳溢血後の半身不随、不眠症、
小児マヒ、動脈硬化症(軽症)など

〈取材協力:旅館 大和屋〉


★吉武大地さんNEWS


NEWアルバム7月6日リリース「Fly High」
Fly High
浦和おどり
ネコは風色
瑠璃色の地球
Victory Road
Passera
計6曲を収録(2,160円)


 吉武さん自身が作詞・作曲した「Fly High」は、佐賀のバルーンをイメージしてつくられた曲です。大空に舞い上がる幾多ものバルーンが絵に浮かぶようです。

はなわ

Hanawa

優木まおみ

Yuki Maomi

吉武大地

YOSHITAKE DAICHI

中越典子

Noriko Nakagoshi

宇都宮直高

Utsunomiya Naotaka

吉武大地

PROFILE

吉武大地 YOSHITAKE DAICHI

声楽家(バリトン)。1979年2月28日生まれ。佐賀出身で画家の父・研司さんと、声楽家の母・まつ子さんの下、幼い頃から芸術に触れる環境に育つ。東京藝術大学卒業後、イタリア留学、ミラノ音楽院卒。帰国後、男性ヴォーカルグループ「ESCOLTA(エスコルタ)」でメジャーデビュー。オペラ、ミュージカル、音楽舞踊劇などに出演。2009年青山円形劇場にてソロコンサート「大地の詩」をスタートし、さいたま芸術劇場にて毎年夏に開催。クラシックコンサート「Voce」、小中学生に音楽の素晴らしさを伝える「アウトリーチ・スクールコンサート」、被災地にピアノを届け、音楽空間を創り出すプロジェクト「Rising Sun」などを展開。