佐賀ならではの時間や空間の楽しみ方など、通りいっぺんの観光では味わえない濃い深い情報満載です! PR隊長のはなわさんや優木まおみさんがディープな佐賀へと誘います。
10月28日から11月6日まで、10日間にわたって嘉瀬川河川敷を舞台に繰り広げられた2016佐賀熱気球世界選手権は、100万人を超える観光客数を記録し、好況のうちに幕を閉じました。「秋のバルーンフェスタをこの目で見たい!」という願いが叶い、秋の佐賀訪問が実現しました。プロモーション大使から見た「秋の佐賀」、今回は「バルーン」をテーマに話していただきました。
2016佐賀熱気球世界選手権で初めて生でバルーン競技を観戦
色とりどりのバルーンがむくむくと地面から立ち上がり、次々と大空に飛び立っていく一斉離陸。その光景は、熱気球の大会中最大の見所です。そのドラマチックな瞬間を盛り上げてくれるのが、一斉離陸のテーマ、ラヴェルの名曲「ボレロ」です。魅力的な旋律が繰り返し流れ、感動で全身がぞくぞくするのを感じました。 まるで「夢の国」に迷い込んだような、現実とは思えないような光景でした。
「ボレロ」のオーケストラ演奏では、楽器の数を増やしながら、同じ旋律が何度も繰り返されるのですが、音が重層的な厚みを増していくのと連動するように、空に浮かぶバルーンの数も増えていく。音と色のハーモニーが感動を高めます。開会式で国歌斉唱を歌わせてもらって、初日に一斉離陸を見ることができて、言葉では言いあらわせないような感動に包まれました。こんなすばらしい大会を開催される佐賀の人達って心が熱いと思います。このシーンを見ていると、佐賀で開催されているのに納得できますよね。
バルーンをイメージして曲を制作した「FLY HIGH」
ふるさと佐賀のための歌をつくりたくて、今回の世界選手権に合わせて新曲「FLY HIGH」を書きました。
この曲には志を高く持て、という若い人へのメッセージもあり、気球が大空に舞い上がる様子も託しました。望みを持つ、目標を持つことは大事ですからね。この曲を佐賀の子どもたちといつか一緒に歌いたいなーと思っています。大人も負けないようにしなければいけないなと思っています。
初めて気球に乗って感動しました!
初めて気球に乗りました。高所恐怖症だったのだけど、実際に乗ってみたら、自分が「風」になったような気がしました。バーナーの音以外は「無音」で音がしないんです。風と一体化できたような気がして感動しました。豊かな大地、佐賀のよさを上空から感じ取りました。風の一部になったからか、不思議なことに上空にいたら怖さが消えて、佐賀の空と一つになっていると思いました。競技の気球も空の向こうに見えて、自分自身が大きくなったような気がしました。風に抗うことなく、風を読み、風に乗って気球をコントロールするバルーンをとおして、風について考えました。佐賀をもっと知ってもらえるよう自分自身が「風」を起こせる人間になりたいと思いました。
プロモーション大使として佐賀をPR
東北ツアー中は、ふるさとを思ってつくった曲「FLY HIGH」を歌って、佐賀のバルーンのことをステージで話しましたよ。僕は、演奏家として全国をまわっていますが、音楽を通じて佐賀のことを伝えています。多くの方々に佐賀を知ってもらうことが大事だと思いますので、これからも色々な場所で佐賀のことを発信していきます。Facebook、ツイッターなどもやってますので、ぜひ、読んでほしいです。
バルーン搭乗で高所恐怖症を克服できた吉武さん。風とひとつになれるバルーンだからこそかもしれませんね。今秋は、佐賀でのコンサート、開会式での国歌斉唱など、佐賀にまつわる仕事が目白押しで、また「バルーンフェスタを観に来たい」と、早くも来年へと期待を膨らませていらっしゃいます。
●冬の佐賀の空も面白い! 「佐賀バルーンミーティング」開催
●日本初! いつでも熱気球を体感できる佐賀バルーンミュージアム
声楽家(バリトン)。1979年2月28日生まれ。佐賀出身で画家の父・研司さんと、声楽家の母・まつ子さんの下、幼い頃から芸術に触れる環境に育つ。東京藝術大学卒業後、イタリア留学、ミラノ音楽院卒。帰国後、男性ヴォーカルグループ「ESCOLTA(エスコルタ)」でメジャーデビュー。オペラ、ミュージカル、音楽舞踊劇などに出演。2009年青山円形劇場にてソロコンサート「大地の詩」をスタートし、さいたま芸術劇場にて毎年夏に開催。クラシックコンサート「Voce」、小中学生に音楽の素晴らしさを伝える「アウトリーチ・スクールコンサート」、被災地にピアノを届け、音楽空間を創り出すプロジェクト「Rising Sun」などを展開。