佐賀ならではの時間や空間の楽しみ方など、通りいっぺんの観光では味わえない濃い深い情報満載です!  PR隊長のはなわさんや優木まおみさんがディープな佐賀へと誘います。

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 10月1日、佐賀市松原に「佐賀バルーンミュージアム」がオープンした。SAGAMAGAではオープン初日に訪れた来館者の声を交えながら、中心市街地の新スポットとして期待の高まるこの施設を紹介しよう。

佐賀あるある―佐賀の人は、熱気球を「バルーン」と言う

 地元にいたら当たり前のように耳にする「バルーン」という言葉。ひとたび県をまたげば「バルーン? 風船?」ということになる。佐賀の人は、熱気球をバルーンと呼んで、晩秋の風物詩として空景色を愛でてきた。この通称はバルーンフェスタから略して呼ぶようになったと考えるのが通説だろう。佐賀の人が「佐賀にはバルーンがあるよ」と言ったら、イコール熱気球だということを認識していただきたい。


10月1日午前10時オープン!


バルーンと共に37年。バルーンのまち、佐賀をもっと広めたい


オープン一番乗りの二人

 佐賀は、農作地帯が広がる佐賀平野を有する農業県。この田んぼや畑が活かされるのがバルーン競技なのだ。バルーン競技は、会場から一斉に飛び立つ競技や指定された場所から会場を目標に戻って来る競技などがあり、競技のエリアがとてつもなく広い、自然と一体型のスポーツである。平野があり、またバルーンが飛行する気候条件にも恵まれた佐賀市は、うってつけの場所だったのだ。こうして、1980年に佐賀で初めてバルーンフェスタが開催された。


待望の全天候型施設。バルーンをテーマにしたミュージアム


 バルーンフェスタが開催される期間や、バル―ニストたちがバルーン飛行を行う期間は、年間の中でも長くて半分くらい。ましてやフェスタ期間中は、天候に恵まれないとフライトできないという日もある。会場に出かけても、大空に浮かぶバルーンが見られず泣く泣く引き上げ来年を心待ちにする、という観客は数えきれないほどいた。

天候に左右される自然相手の競技といっても、これでは、バルーンのまち、佐賀を浸透させづらいものがある。天候に左右されずにバルーンを知り、体感できる施設があったら佐賀の良さをもっとアピールできるのでは、という思いでバルーンをテーマにした施設を開館する運びとなった。


佐賀バルーンミュージアムとは?


 鉄筋4階建て、白い外観が目印の建物の1、2階部分がバルーンミュージアムになっており、1階から吹き抜けに実物のバルーンが展示されている。入場チケットを購入し、入場ゲートから入ると、スーパーハイビジョンシアターが。バルーンに乗った目線からの上空映像や地上でのクルーと住民のふれあいなど、美しい景色やバルーンに関わる人々の思いが4Kの映像で鑑賞できる。2階は気球の歴史や競技大会の歩み、気球の種類や仕組みなど、バルーンのことが学べる展示やボタンやマウスを使った参加型の画面設備が配置されている。



 眺めていて一際目立つのは、イカロス5号の実機の展示や、バルーン飛行を体験できるフライトシュミレーター。上空に上がり、右に左に、さらに上へとコントロールしながら見下ろすと、佐賀の景色が広がる様子を楽しんでいた。実家がバルーン会場の近くだったという女性は、「チラシを見て、オープンの日を楽しみにしていました。子供もバルーンが大好きで、毎年会場には出かけていますが、ミュージアムができたので、いつでも遊びに来れて売れしいです」と新スポットの誕生を喜んでいた。



年間パスポート

年間パスポートは、大人1000円、子ども400円で1年間自由に来館できる。


 バルーンのまち・佐賀の認知をさらに高めるために、地元の人に気軽に利用してほしい。



佐賀バルーンミュージアム
【住 所】 佐賀県佐賀市松原2丁目 2-27
【開館時間】10:00〜17:00(入館は16:30まで) ※2016年内は、10:00〜19:00(入館は18:30まで)
【休館日】 月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始 ※2016年内は無休
【観覧料】 大人500円 小中高生200円 小学生未満は無料
※年間パスポート 大人:1000円/小中高生:400円
【問合せ】 TEL:0952-40-7114 


佐賀インターナショナルバルーンフェスタの歴史
2016佐賀熱気球世界選手権 / 2016熱気球ホンダグランプリ 最終戦