佐賀ならではの時間や空間の楽しみ方など、通りいっぺんの観光では味わえない濃い深い情報満載です! PR隊長のはなわさんや優木まおみさんがディープな佐賀へと誘います。
vol.2
今号の研究テーマ
「温泉手形」といえば、熊本の黒川温泉にある木製の手形が有名。お隣り長崎は島原温泉の入湯手形もお得に利用できる。昨年夏ごろ、古湯温泉、熊の川温泉の温泉施設から7軒の温泉が手を挙げ、「黒川、島原へ続け!」と委員会を立ち上げて、「温泉手形」を制作することになった。佐賀発の手形の素材選びからこだわり、佐賀県重要無形文化財の名尾和紙を台紙に起用し、手づくりの風合いを出した。最初の参加施設は、古湯温泉からは、英龍温泉、扇屋、杉乃家、千曲荘、熊の川温泉からは、熊の川浴場、ちどりの湯、夢千鳥の計7軒からのスタートとなった。
古湯、熊の川、三瀬温泉の大きな特徴は、湯温が38度前後とぬるいことで、夏場でもすっきりと、冬場でも長時間浸かってほっこりと入浴が楽しめるのが魅力でもあり、地元では「ぬる湯」と呼ばれている。そんな特徴を長所として知ってもらうために、手形のネーミングにも活用し、「ぬる湯手形」と命名された。2015年9月5日の手形販売からほどなくして、古湯温泉の山水、幸屋、三瀬温泉のやまびこの湯も参加し、計10軒となった。
利用方法は、1枚1200円で「ぬる湯手形」を購入し、3軒まではしごができるというもの。通常入浴料が500円、700円するような施設でも、この手形で入ったらお得に利用できるので、温泉巡りが好きな人にはうってつけだ。有効期間は最初の利用から半年間。
ぬる湯手形ができてから、来館者に動きがあったのか。古湯・熊の川温泉温泉手形運営委員会 代表で熊の川温泉の温泉施設ちどりの湯の社長でもある田篭正廣さんは、「手形ができてから、初めてのお客様や市外のお客様の入湯が増えています。これからも「佐賀にぬる湯あり」と認知してもらえるよう、手形の運営を続けていきたいです」と語った。
「ぬる湯手形」は、プレゼントにもおすすめ。参加温泉施設やダムの駅、道の駅そよかぜ館、佐賀駅観光案内所などで購入することができる。
<問合せ>
古湯・熊の川温泉温泉手形運営委員会
tel:0952-64-2388
SAGAMAGA編集長
さが酒&ぬる湯愛好家
庄島瑞恵
MIZUE SYOUJIMA
PROFILE
vol.1
「ぬる湯」のまち 佐賀vol.3
湯めぐり美肌紀行 #1 ”旅館 大和屋”vol.5
湯めぐり美肌紀行 #2 ”お宿 夢千鳥”vol.6
湯めぐり美肌紀行 #3 ”旅館 扇屋”vol.7
湯めぐり美肌紀行 #4 ”旅館 千曲荘”vol.8
湯めぐり美肌紀行 #5 古湯温泉 ”英龍温泉”vol.9
湯めぐり美肌紀行 ♯6 三瀬温泉”やまびこの湯”vol.10
湯めぐり美肌紀行 ♯7 古湯温泉 ”鶴霊泉”vol.11
湯めぐり美肌紀行 ♯8 元湯 熊ノ川浴場vol.12
湯めぐり美肌紀行♯9 古湯温泉 ”杉乃家” 見晴らしの湯vol.13
湯めぐり美肌紀行♯10 古湯温泉 ”山水”