佐賀ならではの時間や空間の楽しみ方など、通りいっぺんの観光では味わえない濃い深い情報満載です! PR隊長のはなわさんや優木まおみさんがディープな佐賀へと誘います。
vol.12
今号の研究テーマ
富士町熊の川を過ぎて、古湯に入ったら、そこは、もう雪景色だった。こんな特別な日に選んだ温泉は、古湯の町並みが見渡せる「旅館 杉乃家」。石畳の温泉街から細い道に入り、橋を渡り、看板から坂道を上に上にとのぼっていく。雪の日ということもあり、日帰り入浴のお客さんはいない。ラッキーなことに貸切状態。
ロビーのある階から階段を下りると、浴場の階に。女湯の暖簾をくぐり、浴場の扉を開けてみると…。目の前の景色は、古湯温泉街一帯。浴槽は岩風呂で、ガラス張りだから、景色を存分に楽しみながら入浴ができる。特徴的なのは、男湯と女湯の間に設置されている露天風呂。11時~の日帰り入浴営業時間の中で、男女交替制で露天風呂が利用できる。
ワタシが訪問した時間帯は、ラッキーなことに女性が利用できる時間帯だった。それでも「間違って誰かが入って来るかもしれない」という不安は否めなかったので、男子浴場からの施錠を確認してみたりする。(見られて減るもんでもないし、かといって見せるような価値もないので)古湯温泉で一番高所にあるので、景色を楽しむならば最高のスポット。雪が残っているせいか、澄んだ冷気を肌に受けながら、温泉の湯に浸かる。全く寒くない。とても気持ちいい。すごく気持ちいい。
湯上りは、ロビーにあるソファ席で火照った身体を落ち着かせよう。近くに水を置いてあるので、喉を潤そう。山に彩り画が戻る春には、緑に覆われた山景色を見ながらの入浴が楽しめる。春夏秋冬、古湯の変化を体感できる絶景の温泉、杉乃家。きっと、ワタシ以外にもカメラ片手に入浴して、ナイスビューを収める人がいるはずだ。
<旅館 杉乃家>
住所:佐賀市富士町古湯
電話:0952-58-2216
料金:1泊2食 12800円~
【入浴情報】
< 日帰り入浴> 11:00~16:00
< 日帰り入浴料> 大人 700円
(露天風呂は交替制 11:00~12:50は男性、13:00~15:50は女性)
<古湯温泉の泉質>
アルカリ性単純泉(低張性アルカリ性温泉)
源泉:38~40度(源泉42度)
無色、無臭、無味、
水素イオン濃度PH9.5
高いアルカリ性を示す肌触りのやわらかい、肌への刺激が少ない温泉。
ナトリウムイオン、カリウムイオン、カルシウムイオン、マグネシウムイオン、ヒドロ炭酸イオン、硫酸イオン、塩素イオン、ヒドロメタ珪酸イオン、その他多数のイオンを含む。
SAGAMAGA編集長
さが酒&ぬる湯愛好家
庄島瑞恵
MIZUE SYOUJIMA
PROFILE
vol.1
「ぬる湯」のまち 佐賀vol.3
湯めぐり美肌紀行 #1 ”旅館 大和屋”vol.5
湯めぐり美肌紀行 #2 ”お宿 夢千鳥”vol.6
湯めぐり美肌紀行 #3 ”旅館 扇屋”vol.7
湯めぐり美肌紀行 #4 ”旅館 千曲荘”vol.8
湯めぐり美肌紀行 #5 古湯温泉 ”英龍温泉”vol.9
湯めぐり美肌紀行 ♯6 三瀬温泉”やまびこの湯”vol.10
湯めぐり美肌紀行 ♯7 古湯温泉 ”鶴霊泉”vol.11
湯めぐり美肌紀行 ♯8 元湯 熊ノ川浴場vol.12
湯めぐり美肌紀行♯9 古湯温泉 ”杉乃家” 見晴らしの湯vol.13
湯めぐり美肌紀行♯10 古湯温泉 ”山水”